調光ロールスクリーンで後悔しない!タイプ別デメリットと解決策disadvantage-measures-dimming-rollscreen



簡単に採光ができる調光ロールスクリーンは便利な反面、「想像と違った!」「もっとこうしておけばよかった…」など、購入後の後悔の声を多く耳にします。デメリットの中には、事前に知っておけば対策できるものもあります。種類別にデメリットと解決策について詳しく解説します。
INDEX
調光ロールスクリーン全体のデメリットと解決策
①遮光性に劣る
調光ロールスクリーンはレース生地を使用しているため、通常のロールスクリーンと比べると遮光性に劣ります。
【解決策①】遮光生地を選ぶ
調光ロールスクリーンにも、遮光生地のものがあります。※ドレープ部分のみ
構造上、完全に遮光することはできませんが、全閉時には高い効果が得られます。
【解決策②】カバー付き&正面付けで設置する



メカ部分にカバーが付いているタイプのものは、上部からの光漏れを防ぐことができます。
また、窓枠内などに天井付けで設置すると、窓枠とロールスクリーンの隙間からの光漏れは避けられないため、可能であれば窓枠よりも大きなサイズのものを正面付けで設置すると、より効果が期待できます。
【解決策③】遮光カーテンと併用する
寝室や日差しの強い場所など、特に光が気になる場合は、遮光カーテンと組み合わせて使用しましょう。
②水拭きや洗濯ができない
【解決策①】定期的にハンディモップや布でお手入れする



ほこりが溜まると操作不良の原因となるため、ハンディモップやハタキなどでほこりを払いましょう。
巻き上げ部分や操作チェーンは特に注意が必要です。
生地を拭く場合は、水拭きではシミになってしまうため、乾いた布で優しく拭き取ります。
軽度な汚れは消しゴムで消えることもあります。
週1~2回を目安に定期的にお手入れすると、綺麗な状態で長持ちします。
【解決策②】不向きな場所には設置を控える
洗濯ができないことを考慮すると、油や整髪剤が付きやすい環境での使用はおすすめできません。
キッチンや洗面所など、汚れが付く可能性が高い場所への設置はなるべく避け、カーテンやウォッシャブルタイプのロールスクリーンを活用するようにしましょう。
③最降下位置で採光するとウエイトバーの位置が上がる
【解決策】採寸時、考慮してサイズを決める
スクリーンを一番下まで降ろした状態で採光する際は、調光ロールスクリーンの構造上、ウエイトバーの位置が数cmほど上昇します。
※製品によって異なりますので、各商品ページを参照いただくか、お問合せください。
特に腰窓に設置する場合や窓枠内に天井付けで設置する場合などは、生地が上昇することを考慮してサイズを決めるようにしましょう。
その他ロールスクリーンのデメリット対策
上記のほか、ロールスクリーンの全体的なデメリット対策について、下記のページで解説しています。
【タイプ別】スライド式のデメリットと解決策



【スライド式の調光方法】
ドレープとレースをボーダー状に組み合わせた生地を前後に配置し、2枚をスライドさせて重なり具合を変えることで、取り込む光の量を調節します。
生地をすべて降ろした状態でも、途中まで上げた状態でも調光可能です。
①全面をレース生地にできない
【解決策】ボーダー柄ならではのコーディネートを楽しむ
スライド式はドレープ生地とレース生地が交互になった、ボーダー状のデザインをしています。
立体式のように全面をレース生地に統一することはできませんが、せっかくならボーダー柄を活かしたコーディネートを楽しんでみませんか?
ボーダー柄はお部屋のアクセントにもなり、スマートですっきりとした印象を与えてくれます。






前後のカラーの組み合わせを変える『デュオスタイル』もおすすめです。
タチカワ「クエンテ」の12色からお好きな2色をお選びいただけます。
②立体式に比べてメカ部分が大きい
【解決策】事前に設置場所をよく確認する
メーカーや製品によって異なりますが、スライド式のものは比較的メカ部分が大きくなっています。
構造上の問題はどうしても購入後の対策が難しいため、事前の確認が重要です。
設置場所に取り付け可能なサイズであることを必ず確認してから購入しましょう。
タチカワでは、コンパクトなフレームの『デュオレスリム』もございます。
※製作可能サイズは各商品ページにてご確認ください。



【タイプ別】立体式のデメリットと解決策



【立体式の調光方法】
前後2枚に配置されたレース生地でスラット(羽)を挟んだ3層構造になっており、ブラインドのようにスラットの傾き具合を変えることで、取り込む光の量を調節します。
角度調整によって、簡単に細かな調光操作ができます。
①一番下まで降ろさないと調光できない



【解決策】使用する場面をイメージしておく
立体式では調光する際、スクリーンを一番下まで降ろす必要があるため、スライド式のように昇降途中では調光操作ができません。
ただし、全面で2枚のレース生地を通すので、日中はプライバシーをしっかり確保しつつ、柔らかな光を取り入れることができます。
設置を考えている場所に適しているか、事前に使用する場面をイメージしてみましょう。
②スライド式に比べて高価
【解決策】使用環境によって使い分ける
通常のロールスクリーンと比べても全体的に高価な調光ロールスクリーンですが、中でも立体式は特に価格が高く設定されている傾向にあります。
予算を考慮しつつ、使用する環境によって製品やタイプを使い分けるとよいでしょう。
まとめ
調光ロールスクリーンは、ブラインドやロールスクリーンの長所をあわせ持ったような機能面や、簡単に調光ができる操作性が魅力的な製品です。
デメリットは事前に対策し、環境に合わせて上手く活用していきましょう。