【徹底ガイド】初めてのカーテン選び|失敗しないコツhowto-choose-the-curtains
引っ越しや模様替えでカーテンが必要だけど、初めてのカーテン選びでどれを選べばいいのかお悩みの方も多いのではないでしょうか。
生活を始めるにあたり、初日から必要なものリストに入る『カーテン』
生活スタイルや環境、好みに合ったカーテン選びこそ、快適なお部屋づくりの第一歩です!
ここでは、失敗しないカーテン選びのコツをご紹介します。
INDEX
カーテン選びの事前準備
専門店などのカーテン売り場に足を運ぶと、ズラリと並ぶカーテン・・・。
こんなに種類がたくさんあったら選べない!と思いませんか?
そうなる前に、まずはちょっとした事前準備が必要なんです。
カーテンに求めるものを明確化しましょう。
■色(暖色・寒色など)
■機能性(遮光・ミラーレースなど)
■デザイン性(無地・柄物・ブランド・メーカーなど)
■部屋の用途に合わせて(リビング・寝室・子ども部屋など)
自分にとって必要な機能や、理想のカーテンの色やデザインをピックアップして選択肢を絞っていく感じですね。
色で選ぶ
色は空間の印象を形成し、心地よさを左右するほどの影響力を持つため、カーテンの色選びは居心地の良い空間を作るために重要な要素となります。
部屋とカーテンの色合わせ
まず、カーテン色選びの最初のステップは、部屋とカーテンの色合わせです。
これは、部屋全体の色のバランスを考えるために非常に重要なステップです。
部屋の色のバランスを整えるためには、一般的に以下の3つのカラー要素を意識することが重要です。
カラータイプ | 役割 | 例 |
---|---|---|
ベースカラー | 床・壁・天井など、部屋の基本となる色。落ち着いた色が多く、部屋全体の雰囲気を決定づける。 | 白 ベージュ グレー等 |
メインカラー (アソートカラー) |
家具・カーテンなど、インテリアの主役となる色。ベースカラーを補完し、部屋のテーマを強調する。 | 茶色(木製家具) 青(カーテン)等 |
アクセントカラー | クッション・小物など、インテリアのポイントとなる色。全体のバランスを調整し、適度な刺激を加える。 | 赤(クッション) 黄色(ラグ)等 |
色相環やトーンで合わせる
色相環とは、色を円形に配列したもので、色と色の関係を理解するのに非常に役立ちます。この色相環を利用することで、カーテンと部屋の色が調和する組み合わせを見つけることができます。
一方、トーンとは色の明るさや暗さを指し、色を深くしたり薄くしたりすることで変わります。同じ色でも、トーンが異なると全く違った印象を与えます。
色相環を使う
色相環を使ってカーテンの色を選ぶときは、以下のような方法が考えられます。
トライアド色:
色相環を三等分して選ぶ色を選ぶと、バランスの良い鮮やかな印象になります。例えば、部屋が赤色であれば、カーテンには緑色や青色が適しています。
アナログ色:
色相環で隣り合う色を選ぶと、自然で落ち着いた雰囲気になります。例えば、部屋が緑色であれば、カーテンには青や黄色が合います。
補色:
色相環で正反対の色を選ぶと、互いに引き立つ効果があります。例えば、部屋の壁が青系であれば、カーテンにはオレンジ系の色がよく映えます。
トーンを使う
同じ色でもトーンにより全く異なる雰囲気を醸し出すことが可能です。以下にその選び方のポイントを紹介します。
明るいトーン:
明るいトーンのカーテンは部屋を広く明るく見せる効果があります。特に小さな部屋や、自然光が少ない部屋では効果的です。
暗いトーン:
暗いトーンのカーテンは部屋に落ち着きと豊かさをもたらします。大きな部屋や、自然光がたっぷり入る部屋での使用がおすすめです。
色相環とトーンをうまく使うことで、部屋の雰囲気を自由自在にコントロールすることが可能です。自分の好みと部屋の状況を考えながら、ベストな組み合わせを見つけてください。
同系色で合わせる
同系色とは色相が近い、つまり同じ色系列に属する色を指します。例えば、青と青緑、黄色と黄緑などが同系色になります。同系色を上手く利用することで、部屋全体が統一感を持ち、落ち着いた印象を与えることができます。
以下に同系色を使用したカーテン選びのポイントを紹介します。
同色の異なるトーンを選ぶ:
部屋の色と同じ色で、明るさや濃さ(トーン)が異なるカーテンを選ぶと、全体の印象を崩さずにアクセントをつけることができます。
例:部屋の壁が淡いブルーであれば、より深いブルーのカーテンを選ぶと良いでしょう。
隣接する色相を選ぶ:
部屋の色と隣接する色相のカーテンを選ぶことで、自然な印象を保ちつつも華やかさを出すことが可能です。
例:部屋が黄色ベースであれば、黄緑やオレンジのカーテンが適しています。
配色バランスを考える:
全体の配色にバランス感が必要です。全てが同じトーンの同系色だと単調になりがちなので、濃淡や明度を調整することでリズムを作りましょう。
具体的には、壁紙や家具、フローリングの色を考慮に入れ、カーテンの色が全体に溶け込むように選びます。
同系色でコーディネートすることで、空間全体に統一感を出すことが可能です。
ただ、全てを同じ色にすると一面的になりすぎてしまうので、濃淡や素材感を変えて差をつけることがポイントです。
自分の好みと部屋の雰囲気を考慮しながら、適切なバランスを見つけてみてください。
機能性で選ぶ
日当たり具合や、室外の環境、お部屋での過ごし方などを考慮しつつ必要な機能をお選びください。
遮光カーテン
遮光カーテンがおすすめな人・・・日中、睡眠をとる人。西向きの窓、日当たりのよい大きな窓がある。
ミラーレース
ミラーレースがおすすめな人・・・人通りが多く外からの視線が気になる。1階のお部屋。お隣の家と窓が向かい合っている。
遮像レース
遮像レースがおすすめな人・・・ミラーレースよりもっと見えづらいものが良い。昼も夜も外から見えづらいレースカーテンが欲しい。できればドレープカーテン無しで、レースカーテンのみが良い。
UVカットレース
UVカットレースがおすすめな人・・・日中在宅する事が多い。床や家具の日焼けを防ぎたい。
防炎カーテン
防炎カーテンがおすすめな人・・・高層マンション、飲食店や病院、公共の場所や不特定多数の人が出入りする場所は、 消防法に基づいて防炎カーテンを使用しなければならないことが義務づけられています。
デザイン性で選ぶ
インテリアテイストから選ぶ
お部屋のインテリアテイストを基準に、テイストに合ったカーテンを選びましょう。
北欧テイスト
シンプルで美しいデザインの家具や、色鮮やかで自然を感じるようなテキスタイルが魅力の北欧テイスト。具体的には、白やベージュ、茶色などのアースカラーをベースにしてコーディネートします。
アクセントに、北欧のテキスタイルのクッションカバーやファブリックパネルを用いる事も多いです。
ナチュラルテイスト
シンプルな色使いと、自然素材を使ったインテリアスタイルです。リネンやコットンなどの天然素材のカーテンを取り入れます。
メーカーやブランドから選ぶ
お気に入りのブランドやメーカーからお気に入りのカーテンを選ぶのもおすすめです。
Finlayson
北欧フィンランド生まれの「Finlayson」 -フィンレイソン- は1820年から続くテキスタイルメーカーで、最も信頼のおけるブランドとして、北欧諸国をはじめ今や世界中で広く愛されています。
ウィリアムモリス
ウィリアム・モリス(William Morris、1834-1896)
19世紀、イギリスの著名な工芸家およびデザイナーで、「現代デザインの創始者」とも称されています。彼が残したデザインは時を経ても人々に愛され続けています。
部屋の用途別で選ぶ
お部屋の用途に合ったカーテンを選ぶことも重要なポイントです。各部屋ごとの選び方のポイント紹介します。
リビング
家の顔ともいえるリビングのカーテン選びの主なポイントは、「立地や生活スタイルに適したカーテンを選ぶ」「家族みんなが寛げる色や柄を選ぶ」「インテリアテイストに合った色や柄を選ぶ」です。
例えば、陽当たりの良いリビングにはUVカット率の高いレースカーテンを選んだり、外からの視線が気になる場合はミラーレースをチョイス。
そうすることで家族みんなが快適に過ごせるリビングになります。
寝室
お気に入りの寝室で、ゆっくりリラックスタイム。そんな空間作りの重要な役割もやはりカーテン!
生活スタイルや好みによって遮光カーテンか非遮光カーテンどちらにするか決めましょう。
また、落ち着ける色や柄を選ぶことで安眠効果をさらに高めます。
子ども部屋
子供部屋のカーテンは、お子様の成長に合わせて掛け替えるものです。
年齢別のカーテン選びのポイントや、失敗談などを参考に、お子様と一緒に楽しみながら選んでみて下さい。
和室
近年では最初から和室に障子が入っていなく「リビング続き」だったり、一角に「畳コーナー」として設けられている住宅が多くみられます。
『和室=障子』のイメージですが、実はカーテンも畳との相性◎なんです。障子に比べメンテナンスも楽なのもメリットのひとつです。
一人暮らし
一人暮らしの場合、ワンルームに窓がひとつというお部屋も多いと思います。お部屋に対するカーテンの割合が大きいため、お部屋のインテリアテイストに合ったカーテンを選びましょう。
まずは好みのテイストを知ることから始めてみるのもいいかもしれません。
種類や用語について
カーテン選びの際に知っておくと役に立つ、種類や用語を簡単に説明します。
種類
ドレープカーテン
カーテンを大きく分けると、ドレープカーテンとレースカーテンに分類されます。
薄手のレースカーテンに対して、ドレープカーテンは厚地と呼ばれることもあります。
ドレープカーテンは、光や視線を遮断する役割を果たすだけでなく、部屋のインテリアを引き立てるデザイン要素としても重要です。
レースカーテン
レースカーテンは、薄く透ける繊細な生地で作られたカーテンの一種です。
レースカーテンは主にプライバシーを保ちつつも、日中に十分な自然光を取り入れたい場合に使用されます。
さまざまな素材で作られており、綿やポリエステル、ナイロンなどが一般的です。
レースカーテンにはさまざまなデザインや色があり、インテリアのスタイルに合わせて選ぶことができます。
両開き
カーテンで言う『両開き』とは、カーテンが中央で分かれており、両側に向かって開く仕組みを指します。
つまり、カーテンを中央から両側に引っ張る(または押す)ことで、両方の方向にカーテンが開くようになります。
片開き
カーテンで言う『片開き』とは、一つの窓に1枚掛けするスタイルを指します。
片開きのカーテンは、左右どちらかからカーテンを開け、片側に寄せます。
フック(Aフック/Bフック)
Aフック(カーテンレールを見せるタイプ)
左の写真のように、カーテンレールを見せて掛けるタイプがAフックです。
カーテンを寄せた時に、ヒダがまとまりやすく見た目がすっきりとします。
Bフック(カーテンレールを隠すタイプ)
右の写真のように、カーテンレールを隠すタイプがBフックです。
カーテンとカーテンレールの隙間を隠すことができますが、天井付けのカーテンレールや、カーテンボックスがついている場合は、干渉してしまうためしBフックは使用できません。
用語
掃き出し窓
窓サッシが床まである大きな窓の事で、ベランダや庭に出る窓に多く見られます。
ほうきでごみを外へ掃き出す事から、掃き出し窓と呼ばれるようになったと言われています。
腰窓
窓サッシが大人の腰くらいの高さまでの窓を、「腰窓」や「腰高窓」と呼びます。
カーテンレール
カーテンレールは主に機能性レールと装飾性レールに分けられます。
機能性レールとは
機能に特化したシンプルな見た目のレールで、素材はステンレスやアルミなどの軽量なものが多いです。
装飾性レールとは
高いデザイン性をもち、インテリアの一部として「見せる」レールです。
カーテンレールの部品
取扱書を確認すると、専門用語が分からない、そんな人のために、部品を写真と一緒に解説します。
また、それぞれの部品は、商品によって異なります。
表には載っていない部品もたくさんありますので、気になる部品がある方はお問合せください。
ランナー | キャップストップ | ブラケット |
---|---|---|
【役割】 カーテンがレール/ポール上をスムーズに滑るためパーツです。 |
【役割】 キャップは、レールの両端に固定されます。 ビスで固定されていることが多いです。 |
【役割】 カーテンレールを壁や天井に固定するための部品です。 必要に応じて、多く取り付ける場合もあります。 |
房掛け(周辺部品)
カーテンの装飾的なタッセルやコードを掛けるためのフックやハンガーです。
これにより、カーテンを開いた状態で保持することができ、同時に部屋の装飾要素としても機能します。
房掛け(ビス式) | 房掛け(シール式) | カーテンホルダー |
---|---|---|
【役割】 ビスで留めて、取り付けするための房掛けです。形は様々なものがあります。 |
【役割】 シールで、壁や枠に取り付け出来る房掛けです。 |
【役割】 タッセルを使わずにカーテンを収納できるアクセサリーです。 |
サイズ選びで失敗しないために
サイズ選びで失敗しないためには、正しい採寸方法を知ることが大切です。
よくある失敗例
当店のオーダー商品は、原則として、良品の返品・交換はお受けできません。イメージ違い、ご注文サイズ間違いなど、お客様都合による返品・交換は、出来かねますので、あらかじめご了承ください。
ご注文の際は、間違いが無いか下記のページを参考に、今一度お確かめ頂く事をおすすめします。
無料サンプルについて
小さなサイズではありますが、オーダーカーテンとオーダーレースの実際の生地を手に取り、色味や手触りを確認して頂けます。
ただし、小さいサイズで生地を見た時とカーテンになって大きいサイズで見た時とでは、やはりイメージが違ったり、製造ロットの違いにより多少の違いは出てきますので、あくまでも判断材料のひとつとしてご利用ください。
ご希望の方は下記ページよりお申込み下さい。
無料サンプルお申込み
まとめ
いかがでしたか?カーテン選びのコツを把握して、採寸もバッチリ済ませたら準備万端!少しでも皆様の心地良いお部屋作りのお役に立てると嬉しいです。