医療用カーテンとは|防炎・ネット付き・各社横断で選ぶ施設カーテンの基礎知識 - カーテンとインテリアの専門店 TERI×TERI(テリテリ)
   

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医療用カーテンとは|防炎・ネット付き・各社横断で選ぶ施設カーテンの基礎知識

病院・クリニックの処置室の間仕切りカーテン施工事例(医療用)

医療用カーテンとは、病院や介護施設でベッド周りの仕切りや窓に使う、防炎を標準とし抗菌・防汚などの機能を備えた施設専用カーテンです。プライバシー・衛生・防火の3点を同時に満たすことが求められます。

病院・クリニック・介護施設向けの医療用カーテンは、生地を選んで1cm単位でオーダーできます。

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医療用カーテンとは?普通のカーテンと何が違うのか

医療用カーテン(メディカルカーテン)は、住宅用のインテリアカーテンと見た目こそ似ていますが、求められる役割がまったく異なります。住宅用が「光・遮蔽・装飾」を主目的にするのに対し、医療用は (1) 患者のプライバシー保護、(2) 感染・衛生対策、(3) 火災時の安全(防炎) という、施設を運営するうえで外せない3要件を前提に設計されています。

そのため、生地そのものに抗菌や防汚といった加工が施され、取り外して洗濯・交換しやすいマジックテープ式の吊り方が使われ、上部がネット(メッシュ)になった独特の形状を取ることが多いのが特徴です。「デザインで選ぶ」より先に「施設の要件を満たすか」で選ぶ——これが住宅用との根本的な違いです。

なぜ医療現場で専用カーテンが必要なのか

プライバシー:ベッド単位で空間を仕切る

病室や処置室では、ベッドごとに視線を遮る間仕切りが要ります。住宅の窓1面を覆う発想ではなく、ベッドを囲む間仕切りとして連続したカーテンを吊るのが医療用の基本です。診察・処置の際に開閉が頻繁に起きるため、軽く滑らかに動くことも実用上の要件になります。

感染・衛生:洗える・取り外せる・菌を抑える

不特定多数が触れる環境では、カーテンも衛生管理の対象です。抗菌・防汚加工で汚れと菌の繁殖を抑え、汚れたら取り外して洗濯・交換できることが前提になります。マジックテープ式のフックが多用されるのは、工具なしで素早く着脱し、清潔な一枚に替えられるためです。

防火:医療施設では防炎が標準

病院や不特定多数が利用する施設では、消防法により防炎性能を持つカーテンの使用が求められます。医療用カーテンが「防炎を標準」とするのはこのためで、装飾より先に満たすべき要件です。詳しくは後述します。

医療用カーテンの機能とは?(防炎・抗菌・防汚・制電)

医療用カーテンに付く主な機能は、いまや業界でほぼ共通して用意される「一般的な機能」です。それぞれが何を意味するのかを押さえておくと、仕様書を読むときに迷いません。

機能 何のためか ひとことで言うと
防炎 火災時に燃え広がりを抑える 着火しにくく、燃え広がりにくい
抗菌(制菌) 生地表面での菌の増殖を抑える 清潔を保ちやすい
防汚 汚れの付着・染み込みを抑える 洗って落ちやすい
制電 静電気の発生を抑える ほこりを寄せにくく、まとわりつかない

ここで大切なのは、これらの機能はどのメーカーの医療用生地にもおおむね備わっている=差別化要素ではなく「満たして当然の前提」だという点です。機能の有無で店を選ぶより、「どの生地を・どんな形状で・どう作れるか」の対応力で選ぶほうが、施設の実情に合います。

ネット付き医療用カーテンとは?(一体型と組合せ型の2種)

医療用カーテンの最大の特徴が、上部がネット(メッシュ)になった「ネット付き」という構造です。ネット部分には実用上の理由があります。

  • スプリンクラーの散水を妨げない:消防法上、スプリンクラー周辺は散水を遮らない空間が必要です。上部がネットだと水が通り抜けるため、防火設備と両立できます。
  • 空調・採光を妨げない/圧迫感を減らす:天井までふさがず、空気と光を通すことで、仕切っても閉塞感が出にくくなります。

カーテンインテリア専門店TERITERIでは、このネット付きを2つのつくり方で対応しています。

  1. 一体型:生地とネットがあらかじめ縫い合わさった既成構造のタイプ。仕様が決まっていて手早い。
  2. 組合せ型ネットと生地を自由に組み合わせて作るタイプ。生地の質感・色・遮光性とネットの高さを施設の条件に合わせて選べます。

「決まった製品から選ぶ」だけでなく「条件に合わせて組み合わせて作れる」——ここがオーダー専門店ならではの対応力です。

医療用カーテンの選び方

  1. 防炎を満たすか(施設なら原則必須。最優先)
  2. ネットの有無と高さ(スプリンクラー・空調・プライバシーの条件で決める)
  3. 機能仕様(抗菌・防汚・制電が要件を満たすか)
  4. サイズ(丈は床上10〜40cm程度を目安に、引っかけ転倒を避ける。幅はゆとりを持たせる)
  5. メンテナンス性(洗濯可否・着脱のしやすさ)
  6. 生地・色(汚れの目立ちにくさ、施設の雰囲気)

寸法は施設ごとに千差万別です。既成サイズに合わせるのではなく、1cm単位のオーダーで窓・レール・ベッド配置に合わせるのが、結果的に使い勝手と安全につながります。

取扱いメーカー:各社を横断して選べる

医療用カーテンは各カーテンメーカーが専用シリーズを出しています。TERITERIは特定1社に縛られず、主要各社を横断してご提案できます。

  • サンゲツ
  • 川島織物セルコン
  • 東リ
  • リリカラ
  • シンコール
  • スミノエ

さらに、カタログに載っていない生地でも、医療用途に使えるものはお見積りで対応します。「この店はこのメーカーしか扱えない」という制約がないため、機能・色・予算の条件から最適な一枚を横断して探せます。最適な生地は施設の用途・条件によって変わるため、ご相談のうえご提案します。

施設別の要否早見表(病院・クリニック・介護施設)

施設 防炎 ネット付き 重視されやすい点
病院(病棟・処置室) 必須 推奨(スプリンクラー対応) プライバシー・衛生・頻繁な開閉
クリニック・診療所 原則必須 任意(規模・設備による) 診察空間の仕切り・清潔感
介護・福祉施設 必須 任意 転倒防止の丈・洗濯のしやすさ

※防炎の要否は建物の用途・規模・消防設備により異なります。最終判断は所轄消防署の確認が確実です。

医療施設のカーテンに防炎が義務付けられる理由(消防法)

防炎とは「燃えない」ではなく「燃えにくい=小さな火源では着火しにくく、着火しても燃え広がりにくい」性質を指します。消防法は、火災時に多くの人が逃げ遅れる恐れのある建物について、カーテンなどの防炎物品の使用を求めています。

病院や福祉施設のように自力避難が難しい人がいる施設、不特定多数が出入りする施設は、その対象です。医療用カーテンが「防炎標準」で流通しているのは、こうした背景があるためです。最終的な対象範囲は所轄消防署にご確認ください。

非防炎の生地を使いたいときは「後防炎加工」

「気に入った生地が防炎品ではない」「ポリエステル・綿・麻の生地を医療施設で使いたい」——そんなとき、後から防炎性能を付与する「後防炎加工」という選択肢があります。TERITERIは消防庁登録の防炎処理業者(登録番号 CE-㊵-7088/区分:防炎処理業・裁断・施工・縫製)として、非防炎の生地を防炎品として仕上げ、防炎ラベルを付けて納めることができます。対応素材はポリエステル・綿・麻が中心で、費用は1枚1,320円から(税込)、お預かりから約2週間前後が目安です。

これにより「防炎の既製品から選ぶ」だけでなく「好きな生地を防炎にして使う」という、オーダーならではの自由な選び方ができます。

オーダーで作る利点

医療施設の窓やベッド配置は、建物ごとに寸法も本数も異なります。既製サイズでは「丈が長すぎて床を引きずる」「短すぎて隙間ができる」といったズレが生じがちです。1cm単位のオーダーなら、レール・天井高・ベッドの座面位置に合わせて、安全で見栄えのよい丈に仕上げられます。

また、施設のカーテンは同じ仕様を大量に揃えることが多いもの。TERITERIは自社縫製のため、特注サイズ・大量注文・短納期相談にも一括で応じられます。

施工事例:病院・クリニックの処置室の間仕切り

TERITERIは販売だけでなく、自社で施工まで行います。実際に、病院・クリニックの処置室の間仕切りカーテンを採寸から取り付けまで担当した事例があります。

病院・クリニックの処置室の間仕切りカーテン施工事例(医療用)
病院・クリニック(処置室)/間仕切りカーテンの施工事例

よくある質問(FAQ)

医療用カーテンに防炎は必須ですか?

病院や不特定多数が利用する施設では、消防法により防炎性能が原則必須です。最終的な要否は建物の用途・規模・消防設備により異なるため、所轄消防署の確認が確実です。

ネット付きカーテンとは何ですか?なぜ上部がメッシュなのですか?

上部がネット(メッシュ)になった医療用カーテンです。スプリンクラーの散水を妨げず防火設備と両立でき、空調や採光を通して圧迫感を抑えられるためにこの形状が使われます。

抗菌・防汚・制電は何が違うのですか?

抗菌は生地表面での菌の増殖を抑える、防汚は汚れの付着・染み込みを抑える、制電は静電気の発生を抑える機能です。いずれも多くの医療用生地に標準的に備わっています。

既製カーテンと何が違うのですか?

医療用は防炎・抗菌・防汚などの機能を前提に作られ、ネット付き形状やマジックテープ式の着脱など、衛生・防火・安全の要件に合わせた仕様になっています。住宅用の装飾目的とは設計思想が異なります。

一体型と組合せ型のネット付きは、どちらを選べばよいですか?

仕様が決まっていて手早く揃えたいなら一体型、生地やネット高さを施設の条件に合わせたいなら組合せ型が向きます。組合せ型では現場の条件に合わせて最適な組合せをご提案します。

非防炎の生地を医療施設で使うことはできますか?

後防炎加工で防炎性能を付与すれば使用できる場合があります。TERITERIは消防庁登録の防炎処理業者として、ポリエステル・綿・麻などの生地を防炎品に仕上げ、防炎ラベルを付けて納品できます。

医療用カーテンは誰に頼めばよいですか?

防炎・各社横断の生地選定・特注サイズ・施工までを一括で扱えるオーダーカーテン専門店が向いています。施設は本数・寸法・仕様が個別なため、採寸から対応できる店だと安心です。

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各社の医療用生地・施設の特注・大量注文もご相談ください

医療用カーテンの具体的な生地・価格・サンプル請求・お見積りは、医療用カーテンの商品ページからご覧いただけます。防炎カーテン全般については 防炎カーテン、防炎の義務や後防炎加工をさらに詳しく知りたい方は 防炎カーテンの解説記事 をご参照ください。

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