掛け替え時のカーテンの採寸方法howto-measure-when-changing-curtains
お部屋に掛けているカーテン、何年くらいお使いですか?
掛け替えのタイミングは人によって様々ですが、生地の劣化や雑菌の繁殖などの衛生面を考えると約5~8年を目安に替えるのをおすすめします。
季節の変わり目や、お子様の入学・卒業などの節目にカーテンを掛け替えて気分転換するのもいいと思います。
「どこを採寸したらいいか分からない」「注文方法が分からない」とお困りの方へ、分かりやすく採寸方法をご説明します。
カ-テンレールの種類
まず初めに、今使用しているレールの種類を確認しましょう。
カーテンレールは主に機能性レールと装飾性レールに分けられます。
採寸方法
メジャーや脚立を用意して採寸を始めましょう。
ホームセンター等のカーテンコーナーには、先端がフック状になった採寸用メジャーが用意されている場合があります。
より正確に測るには金属製メジャーの方が向いています。
幅を測ります
機能性レールの場合
機能性レールは一番端の固定ランナーから、もう一方の固定ランナーまで測ります。
採寸用メジャーを使用すれば一人でも測れます。
装飾性レールの場合
装飾性レールはキャップの根本から、もう一方のキャップの根本まで測ります。
装飾性レールの幅を測るのは、金属製メジャーを使って二人で行った方がやりやすいです。
丈(長さ)を測ります。
カーテンの丈は短くても、長くてもだめです。
特に掃き出し窓は慎重に採寸してぴったりなカーテンを作りましょう。
機能性レール・掃き出し窓の場合
採寸用メジャーを使用する場合は、フック状になった方をランナーに引っ掛けて床に付くまでの長さを測ります。
普通のメジャーを使用する場合は、床からランナーの下までの長さを測ります。
機能性レール・腰高窓の場合
採寸用メジャーを使用する場合は、フック状になった方をランナーに引っ掛けて窓枠下までの長さを測ります。
普通のメジャーを使用する場合は、ランナーの下(カン下)から窓枠下までの長さを測ります。
【装飾性レール・掃き出し窓の場合】
採寸用メジャーを使用する場合は、フック状になった方をランナーに引っ掛けて床に付くまでの長さを測ります。
普通のメジャーを使用する場合は、床からランナーの下までの長さを測ります。
装飾性レール・腰高窓の場合
採寸用メジャーを使用する場合は、フック状になった方をランナーに引っ掛けて窓枠下までの長さを測ります。
普通のメジャーを使用する場合は、ランナーの下(カン下)から窓枠下までの長さを測ります。
※注意点
写真のように段違いでレールが付いている場合は、手前のレールと奥のレールの幅と高さが違ってきます。
それぞれの長さを採寸して下さい。
フックは、ドレープ(室内側)はレールを見せるAフック、レース(室外側)はレールを隠すBフックを選択して下さい。
理想のカーテンサイズを計算します
- 幅
- 測った横幅×1.02~1.05=ご注文サイズ(cm)
- 丈
腰窓(下に何もない場合) - 測った丈+10~20cm=ご注文のサイズ(cm)※光漏れを防ぐため10~20cm追加します。
- 丈
はきだし窓 - 測った丈‐1cm=ご注文のサイズ(cm)※裾を汚さないため1cm引きます。
フックの種類を確認します
注文します
例
測った幅200cm×1.02~105=204~210cmでお好きなサイズを入力
腰高窓…測った丈(ランナーから窓枠まで)120cm+10~20cm=130~140cmでお好きなサイズを入力
掃き出し窓…測った丈(ランナーから床まで)200cm-1cm=199cmと入力
AフックかBフックを選択して頂ければ、こちらで仕上がりサイズを計算してお作りします。
・注文サイズ200cmの両開き指定→幅100cmが2枚
・注文サイズ100cmの片開き指定→幅100cmが1枚
※レースはドレープからはみ出ないように、「ドレープで指定した丈-1cm」で入力して下さい。
よくある間違い
レール本体の下から測る×。レール本体の上から測る×。ランナーの下から測る〇。
今使っているカーテンと同じサイズで作る場合
幅を測ります
生地をつまんで山になっている部分を「タック」といいます。
左端のタックから、右端のタックまでを測ります。
裾を測るのは間違いです。
丈を測ります
注文の際は総丈ではなく、カン下サイズなので注意しましょう。
(カン下とは…フックのレールに掛ける部分から裾までの長さ。)
Aフックの場合、総丈から1cmマイナスした値がカン下サイズです。
Bフックの場合、総丈から4cmマイナスした値がカン下サイズです。
注文サイズを出します
幅はタックからタックまでの値が、ご注文時に入力して頂くサイズです。
丈は、カン下サイズそのままがご注文時のサイズです。
(例)
タックからタックまでが100cm→幅100cmと入力
総丈が200cmでAフック…200cm-1cm=199cmと入力
総丈が150cmでBフック…150cm-4cm=146cmと入力
幅100cmが2枚の両開きが欲しい場合→100cm×2=200cmの両開きを1セット
※幅100cmの両開きにしてしまうと、幅50cmが2枚になってしまうのでご注意下さい。
AフックかBフックを選択します
AフックかBフックを選択して頂ければ、こちらで仕上がりサイズを計算してお作りします。
最後に
カーテンの掛け替えは、レールが付いた状態でカン下さえ間違わなければ簡単に採寸・注文できます。
この機会にぜひ、新しいカーテンでお部屋をイメージチェンジしてみて下さい。