カーテンの幅が余るのは問題ない?実例と対策を紹介curtain_extra_width
手軽に購入できる既製カーテンですが、一枚の幅サイズが100cmのものがほとんどです。
ひとつの窓に2枚掛けると、幅は200cmとなるわけですが、都合よく200cmのカーテンレールが付いているはずもなく、『このカーテンレールにこのカーテンの幅で合ってるのかな?』『カーテンの幅、結構余るけど大丈夫かな?』と不安に思う方もきっといるはず!
その疑問を解消すべく、実際に幅の合っていないカーテンを掛けた実例写真と、対策方法を紹介します。
INDEX
カーテンの幅が余ることの問題点
『幅が足りないより、余ってる方がいいでしょ』と思いがちですが、幅が余るのも実は問題ありなんです。以下で具体的な問題点を挙げます。
窓の見た目が悪くなる
幅が余った大きめのカーテンを掛けていると、なんだか野暮ったい印象になります。窓はお部屋の中で大きな面積を占める、言わばお部屋の印象を左右する大切な部分ですので、適切なカーテンサイズ選びが重要になります。
光漏れが発生する
幅が大きめのカーテンを掛けると、上部にたるみが出来てしまいそこから光漏れが発生します。せっかく遮光カーテンを購入しても、幅が大きすぎると光漏れが発生してしまい、遮光カーテンの機能を十分に発揮出来ません。
冷暖房効率が下がる
冬は暖かい空気を逃さない、夏は外からの熱を遮断する役割もあるカーテンですが、幅が余っていると上部のたるみから、どんどん空気が出て行ったり入ってきたりしてしまいます。そのため、冷暖房効率が低下します。
実際の事例
カーテンレールよりも幅の大きいカーテンを使用した場合
実際に幅100cmのカーテンを2枚用意して、カーテンレールの長さを短くしていったらどのような見た目になるか試してみました。
適度にゆとりもあり、見た目もすっきりとしています。
若干カーテンが余っていますが、この程度のたるみは、さほど気になりません。
余っている感じがはっきりと分かりますね。
光漏れが気になるくらい、カーテンの幅が余ってしまっています。
Aフックに比べBフックの方がたるみが顕著に表れています。
かなり幅が余っていて、見た目も悪いためおすすめしません。
対策方法
幅が大きめのカーテンをすでに購入している場合や、すでに掛かっている場合は、どのような対策を取れば良いのでしょうか?
リターンにする
リターン加工とは、カーテンレールの両サイドを『コの字型』でカーテンを覆うように掛ける加工の事を言います。
リターン加工をしていない、普通の既製カーテンでもダブルレールの室外側の一番端のランナーに掛ければ『コの字型』で掛ける事が出来ます。
当店ではオーダーカーテンの場合、オプションでリターン加工という縫製方法が選べます。
【カーテン縫製】リターン加工カーテンの幅直しをする
かなり難易度は高いですが、ミシンを使ってカーテンの幅直しをする方法もありますが、素人さんにはあまりおすすめはしません。なぜなら大きなカーテンの端をまっすぐ縫うのはとっても難しいからです。
当店では、持込カーテンのサイズ直しも承っておりますので、お気軽にお問合せ下さい。
カーテン選びの注意点
サイズを正確に測る
カーテン購入の事前準備として、正しい採寸は大前提!よくある間違いにも気を付けつつ、しっかりと測りましょう。
カーテンのスタイルを考慮する
海外インテリアのように、あえて床に引きずるくらい丈を長く設定する『ブレイクスタイル』も近年じわじわと人気が出ています。好みに合わせて、通常より5~20cm長くした丈にします。
タックを取らない『フラットカーテン』にする場合は、レール幅に対して1.1~1.4倍程度でカーテンを作るのが一般的です。
ご希望のスタイルを考慮してカーテンサイズを決めましょう。
カーテンレールの種類を考慮する
付いているカーテンレールが『機能性レール』か『装飾性レール』どちらに該当するか確認しましょう。
機能性レールの場合、幅が余りすぎるのは見た目が悪くなるので避けたいところです。反対に、装飾性レールの場合、ブラケットの外側からキャップの根本までリングランナーが滑走するゆとり部分があるので、カーテンの幅はある程度ゆとりがあっても問題無いです。
まとめ
カーテンの幅は、小さすぎても大きすぎてもNGなので、丈と同様に採寸をしっかりと行ってくださいね。何かお困りの事がございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
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