ドラマチックで大胆な花柄
1875年から1877年の間に、モリスはインドの織物の色や模様の影響を受けました。
1876年に設計しデザインしたこの柄は、モリスがデザインしたプリント生地のインド更紗の中でも、モリス自身が最も気に入っていたデザインです。
「スネークヘッド(蛇の頭)」と呼ばれる釣鐘型のフリティラリアの花が描かれていて、この小さな花と葉の群れが交互に並んでおり、より大きくフォーマルなモチーフが彩られています。
背景を構成する繊細な巻きひげにより、モチーフや絡み合うとげとげの房などドラマチックな炎が、浮かんでいるように見えるアイテムとなっています。